2017年8月18日金曜日


 
大阪に来て2度目の夏がもう少しで終わりそう。
先日、用事を頼まれて自転車を漕いでいる途中、甲子園球場の横を通った。
初めて甲子園球場が視界に入った瞬間、うわぁっと込み上げてくるものがあった。

私は全然野球に関心がないけれど
夏休みにはいつも、テレビから高校野球放送が流れていて
プールへ行く前やご飯を食べている時や、昼寝している横に聞こえていた歓声
あのグラウンドが
今、目の前にあるここなんだと思った。
 
 
関東は8月に入ってから雨が続いていて
気温も上がっていないとニュースで知る。

大阪はずっと暑くて
寝る前にクーラーをかけて眠っても
タイマーが切れてクーラーが止まると暑くなって目が覚めるような
そんな夜が続いていた。



7月の終わりに、
何かが剥がれたように涙が止まらなくなったことがあった。
 
どうしてそうなっているかわからないけど、どんどん涙が出て来て
それから力が抜けた。
 
 
事務所から家まで、自転車を漕いで帰っている時
この風景に、だいぶ馴染んできたなと思う。
  

大阪に来て私は、怒るようになった。
ここ最近のことだけれど、
「なんでそんなこと言われなあかんの」とか
「腹たつわ!」とか、言葉に出すようになった。
 
そうすると、なんでか相手が笑ってたり
周りが笑ってたりする。
 
言葉にするからそこで私もイライラは流れていて
怒ったのに一緒に笑ってたりする。
 
こうやって書いてると、お腹の奥がぐるんと動いてジワ〜っと涙があがってくる。
随分長いこと、「怒り」は私の中でないことになってた。
でもずーっと、あったんだなぁ。
「怒り」を出したらいけないと思っていたのに
怒ったら笑う人たちがいる。
顔が見えた、と喜ぶ人たちがいる。
 

 

 

 

2017年7月14日金曜日

 
遅れてきた安藤裕子ブームの中を歩いている

ノンゼンカツラの名前を覚えたのは
彼女のおかげで、名前を覚えたら、毎年見つけて
嬉しい花になった
 
オレンジに咲いて
たらんと垂れ下がる
 
暑さに燃えてるみたいに
溶けずに咲くオレンジ

 

2017年7月9日日曜日


七夕の日は
雨が降らなかった。
 
夜、外へ出ると月が光っていて
小さな星も見えた。
 
願い事を伝えたら、
短冊に書いて笹に吊るして、大阪天満宮に奉納してくれるというので
願い事を考えてLINEで送った。
 
「気持ちのよい場所に引っ越す」
 
 
大阪に来てからは夢中で闇雲な日々だったけれど
この間ふと、ひとつ風景が見えた。
 
どうしてそれが浮かんでくるのかわからないけど
 
これから向かう景色のような気がして
願い事、というか
向こうからやってきた景色に「行きますよ」と出した返事。
 
 
見えたものの、行き方はわからない。
日々、生きてみるしか。
 


2017年7月5日水曜日



台風が来ていると、真夜中に聞いて
いつ雨が降るんだろうと思いながら
自転車を漕いで家に帰った。
 
夜のうちに来るのかな、と思ったけれど雨音は聞こえなくて
朝起きたら空が晴れていた。
台風が過ぎたのかな、と思っていたけれど
まだ来ていなかったみたい。
 
中崎町の八百屋さんで買ったバジルが美味しくて
バジルを入れてトマトパスタを連日食べていた。
 


2017年7月4日火曜日


蒸し器の中にいるような夜。
翌朝、エアコンの掃除をした。

2017年6月30日金曜日

 
三重、4泊の旅から戻って来た。
じんわり余韻に浸りながら、毎朝出してもらっていたように
牛乳をたっぷり入れて冷たいコーヒー牛乳を作って飲む朝。
 
今週中に送ります、と伝えていた絵の仕事をする。

途中でくにちゃんが事務所に来た。片手にスーパー袋。
中には神山町でとって来たというビワがいっぱい。
好物なのでたくさんいただいてしまった。
「ビワの木がたくさんあって実っているのにそのままなんよ」
と言いながら、採った時の話をしてくれた。
「なんで採らないのかな」と言ったら
聡くんが「採れないんちゃうか」と言った。
ビワの木々とお年寄りたちの気配が、ふわんとやって来る。

「ビワの花の匂いっていい匂いなんだよ」と話すと聡くんが
「ジャスミンみたいな?」と言ったので
「そんなにクセがない。世界で一番いい匂いだと思う」と伝える。
いつ頃咲くのだったか、寒い時期だったか。
大宮の住宅街でビワの花の香りをかいだ時の景色がふわっと浮かぶ。

水曜日の夜に仕事先のTVでデビュー当時の中森明菜が映ったのを観て
その可愛さに驚いたのをきっかけに、
ビワを食べた後はYOUTUBEで中森明菜を追いかけながら
ずっと絵を描いていた。

描いているうちに必要な画材が出て来て
夕方、心斎橋まで電車で出かけて画材屋さんで買い物をした。

横断歩道で信号待ちをしていると黒塗りの高級車が続けて
トロトロと目の前を進んでいくので
どんな人が乗っているんだろうと好奇心で運転席を覗いてみたら
年下に見える若い男性がハンドルを握っていた。

なんの仕事をしているんだろう、資産家なのかな、など考えを巡らせて
青信号 自転車のペダルを踏み出す。
 
画材を買って事務所に戻り、またひたすら描く。
電気の下で絵を描いていると自分の頭がペン先で影になるので、
電気を背にして窓辺で絵を描いた。
 
細かい線画。

構図を組んで下絵ができたら、あとはペンを入れていくだけだから
無心の作業。

 

 

2017年6月21日水曜日

眠っても眠っても、体がかたくて
昨日、お芋屋さんで掃除を終えた後
みんなが遅いお昼ご飯を食べにいくと言っていて
石山さんから「なおちゃん、蕎麦食わん?」と聞いてもらったけれど
早く帰るのがよさそうと思って、断って帰ってきた。

中崎町の商店街入り口にある八百屋さんの野菜は美味しいので
きゅうりとミニトマト(あいこちゃん)と紫玉ねぎと水菜と梅干しを買って
谷町線に乗り込んだ。
 
家について服を着替えてから、布団に潜って眠った。
夜から約束があったので、それまで眠ろうと思った。
 
20時前に目を覚ますもまだ体調がイマイチで
21時からの約束を明日に変更してもらえないかメールをうった後
もしかしたらメールを読んでないかもしれないから、21時には事務所へ行こうと思って身支度をする。
 
20時前、目を覚ます前に夢を見ていた。
夢の終わりに誰かが私に向かって話していた言葉が残っている。
 
「40歳を前にした時に言われたんだ。『素直でよろしい』って」
 
その、『素直でよろしい』という言葉が、夢の向こうから
目覚めても照らしてきている感じがした。
 
21時前に事務所に着くと仁美ちゃんがいた。
仁美ちゃんと少し話していると、だんだんと体の重さが抜けてくる。
 
仁美ちゃんの抱えている仕事の話を聞いて
文章を書く仕事をひとつ受けおうことにした。
 
それでそのまま書いてしまおうと思って、23時前まで、文章を書いていた。
体はだいぶ楽になっていた。
途中、仁美ちゃんが「いったん帰って気分変えるわ」と言って、家に帰った。
 
ひとりで事務所にいると、亀のファンタが水槽でスイスイ泳ぐ姿が目に入った。
徳島からやってきたファンタは来た時より随分大きくなって
水槽は小さくなった。
 
文章を書き上げて仁美ちゃんにメールで送って、パソコンを閉じて帰り支度をする。
 
家に帰る途中で24時間営業のスーパー玉出に寄った。
食欲がなかったけれど、アイスクリームなら食べられそうと思って
アイスクリームを買いたくなったから。
 
ソーセージと柴漬けを買って(柴漬け+塩昆布+水菜+ちくわ+ごま油のサラダ、教えてもらったのだけど、すごく美味しい。水菜を買ったのでまた作ろうと思って)
アイスクリームコーナーへ進んでいる時、
蔵王そば、という美味しそうな蕎麦が売られているのを見たので買った。
レトロなパッケージと、母の故郷近くの「蔵王」というところに惹かれて。
 
それから蕎麦を食べるために麺つゆとアイスクリームをカゴに入れて会計をすませる。
 
夜の玉出のレジ係は、心配になるくらいのおじいちゃん。
それでも、じいさんの声は明るいし、お釣もささやかな丁寧さを持って渡してくれる。
そのやりとりで、ちょっと元気になるくらい。
 
玉出を出ると雨が降り始めていた。
雨に濡れながら帰る。
 
自転車を漕いでいるとタイヤのゴツゴツする感じがあって
これはもしやパンクしているかもしれないと思う。
 
茨住吉神社の横を通る時、甘い匂いがした。
何か植物の匂いかもしれないけれど、なんの匂いかはわからない。
 
雨の中、諦めたように歩く、スーツ姿の人とすれ違った。
あと数十分で、夏至の1日がくる。