2011年4月1日金曜日

エイプリルフールだけど嘘をつかない。

介護の実習を通じ
数日のあいだに
たくさんのお年寄りと出会った。

施設に暮らされている方
ご自宅でひとり、暮らされている方
さまざまなものを忘れて
最後に残るその人の顔
心根
ひとり暮らしの部屋に満ちたその人のかたち

白内障のブルーの瞳

誰もいなくなった施設の中で
ひとり迎えを待つおばあさんは
お母さんを待つ、こどものようだった。

心細さが空気をふるわせて
声をかけると
大丈夫って笑う。

カーテンをめくって
外を見ている。



どうやって生きていこう
わからない

でも嘘をつく時間も
見栄をはる時間も なくなってしまったよ。

時間がいつまでも
ある気がしていたよ。


そうではなかったみたい。
4月。

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