2011年4月5日火曜日

電車が参ります。黄色い線の内側まで


ハンバートハンバート/待ち合わせ



春の夜はいつも風が吹いている。
公衆電話のあかりが目のうしろでチカチカする。
タバコ屋のおもてに出た宅急便の幟が波打っていて
電柱の先に星。
花の匂いがする。

スギ花粉は落ち着いたらしく、今はヒノキが飛んでいるらしい。
私の鼻は平穏なので、反応していたのはスギだったのだなぁと知る。

ラジオからナイターは鳴らない。
デイゲーム。


マンホールの上に立てば
水の音がする。


魚になった気持ちだ。



1日 生きていると
思い浮かべる人が たくさんいて
そのことがしあわせだと、昼間思った。

その人たちがひとつづきの地上にいて
何かを見たり 考えたり 話したり 今していることを思うと
星がそっちこっちで光っているみたいで
目がチカチカして
地面に寝転がって抱きしめたい。

湿った土を撫でても
届かないかもしれないけど

やさしいものが
やっぱり今日も燃えていて

やさしいの一端はたしかに、
きみのいのちである。

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