2011年5月25日水曜日

出口


祖母の隣に座って演歌ショーを一緒に観るとき、
ちいさく祖母に寄りかかると
祖母もわたしにちいさく寄りかかる。

妙にロックテイストな洋装で歌う演歌歌手を観て
「着物の方が似合うね」
と言うと祖母はぐっとうなずき、すこしの間のあと
「うん」
と言う。

祖母の心は、祖母にしかわからない世界の中に根ざしているけれど
心はとても大きいから、今ここにまで波寄せていて
目の前のものを一緒に見つめることができる。


ほんとうは
どの人ともそうなのだよなと思う。



おなじ景色を一緒に見られるということはトートイ

とうとい。




誰かと一緒に作業をはじめるときや
新しいドアのむこうに行くとき

わたしは
今まで集めてきたすべての荷物を持ち寄るもの
すべてを背負っていくものだと思っていた。

でもそうではなくて

集めてきたすべてを置いて、
何も持たないで出かけるものなのかもしれない。

そう思った。

わたしは生まれてこの方ずっと
ゴーマンさまであったなと思った。


昼ごはんは混ぜご飯(鮭、ごぼう、にんじん、しめじ)
大葉と胡麻をたっぷり

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