2012年3月17日土曜日

コミュニケーション

夕方から雨がすこし降った。

駅の西口ロータリーをぬけた遊歩道には
小さな星粒のようなライトが控え目に散らばる。

足もとにふいに現れた天の川にはっとなった。


それを、思いついた知らない誰かの気持ちに触れたみたいな気がして
(スロープへ導くライトを小さくしてランダムに散らしたら、星のようになって、それはすごく、素敵じゃないだろうか)

柔らかい心のあらわれを
見た気がして、
見つけたことがその人への返答のような気がして。


朗読サークルに入っている母は
今日の発表会のために
ひとつのちいさなエッセイを数ヶ月のあいだ読みこんでいた。



どうしてだろう。


熱心に。



認知症の症状がではじめた祖母は
夜中に自分の母親を探していた。




どうあるべきなんて、あるだろうか。
こぼれてしまう。こころは大きくて、柔らかいから。




祖母はわたしに
ひゃくおく兆円くれると言った。

それで服を買いなさいと言った。



バス停に貼られたジェットコースターのポスター

ポテトと一緒にテーブルに残されたメモ




生きてて嬉しい。

わたしがあなたに見えて
わたしにはあなたが見えるから。

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