2012年3月21日水曜日

ランウェイ

川から水があがっていた。

梅の香りが混じる、すこし冷たい風と
夕方の金色の光とに
一年前の感覚が呼び起こされる。

体は記憶の保管庫みたいだ。


絵を描いていただいたお金で、
一年前ヘルパーの学校に通った。

「失敗」してはいけない、と思っていたから
(勉強してみて、その道を歩かないことを、その時の私は、失敗することだと考えていた)
決めかねていたときに

ただ描かせてもらえるだけで嬉しかった絵のお仕事に
先生と友人が、きちんとはからってくださり
充分(以上、といってしまうと、ふたりのくれたお仕事に不誠実だから、胸をはっていいません。)な報酬をくださった。

それが心をばーん、と押してくれて
前に進むことができたのだった。


自分自身に関する決断はいつも、自分自身がすること。

それしかできないとも思っている。



だけど決断までには
あらゆる人の思いや偶然の導きが
たくさん、たくさん
降り注がれているようにたくさん
助けをくれる。
いつもいつもいつも。


毎瞬感謝しても
死んだ後までしなくては
きっと間に合わない。


梅の香りは希望の匂い。

ひとりで生きられないように、世界ができている。

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