2012年5月18日金曜日

リッスン

雨が強くなる。
雷の音が近くなった。

空気が綺麗になる。

『パピヨン』で、キューブラー ロスに触れ
彼女の自伝『人生は廻る輪のように』を読み始めた。



彼女が余命僅かとなった患者たちとの面接を繰り返し
彼らひとりひとりから受けとった言葉の中に共通するメッセージを見いだし
こう記している。




生きなさい。ふり返っていのちを無駄にしたと後悔しないように。
生きなさい。してきたことを悔やみ、別の生き方を望むことのないように。
正直で、じゅうぶんな人生を生きなさい。
生きなさい。





『人生は廻る輪のように』エリザベス・キューブラー・ロス(角川文庫)


それから
ロスは自ら経たいくつかの後悔をもとに
死の間際にある人が何かを要求したとき、
それへの対応は本当にその瞬間ただちにであることが重要であると書いているけれど、
本当はそれは、
死の迫る時でなくてもきっとそうなのだろうなと思った。



今、会いたい。
今、話したい。

そう気持ちが沸き起こったその時に
応えられることこそ。


明日のことを考えたら、あと30分で帰りたい。とか
今日のうちに片付けなくてはならないことがあるから時間はつくれない。とかいう気持ちを
一度どかして、

椅子に浅くおろしていた腰を
深くかけ直して

そわそわする心を洗って、

今の時間だけに
心を向けること。

そうすると、
ないと思っていた時間はいくらでも深まり膨らむ。

魔法が働く。





本当はそう。

いつでもきっとそう。

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