2012年8月19日日曜日

明日にはなにもかもが違う

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西日のおちた空

NTTの鉄塔と
ベランダの洗濯物



木の枝が夢みるみたいにして揺れてる。

農家のお家を取り囲む小さな森は
影になっている。


アパートの石塀のむこうに
テッポウユリが見えた。



アリアハンの勇者は誕生日の朝に
お母さんに起こされてお城へ向かう。


起こしてくれるお母さんのいる朝が
いつも絶対みたいなのに



セリフを聞いたら
はい

いいえ
を答える番で

いいえ、
と答えても
はい、
になるまで
物語が進行しない。


はい、

答えたあとには
すべてが変わる。


いいえ、
と答えることが
わたしたちにはできる。


物語は
わたしたちを待っていてくれる。

だけれど、
保留期間にはいつまでもいられない。


わたし(たち)はいつか
かならず
はい、
と答えて
そのむこうの景色を見に行くだろう

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