2012年3月31日土曜日

午前1時48分

靴をそろえる。

一日中、えらく眠たくて
今日は早寝だと思っていたのに
結局真夜中になっているけど、
春の夜中はとても綺麗だなぁと思う。

夜に嗅ぐ花の匂いは宇宙のことば。



ハクモクレンが開きはじめていた。




絶対に踏み込ませない
心の領域はある。

信頼している人の前では
扉が開いているけど
それはその人が、
そこを踏まないでいてくれると
信じられるからな気がする。


だから私も
人の心にそれがあることを
わかっていたいし
大切にしたい。




体の自由がきかなくて
あらゆる部分を他人に預けるとしても
心だけは自分で持っていることができる。
心は自由。
尊厳を保つことができる。


この一年で学んだことはたくさんあるけれど
その中の、大切なひとつのこと。

2012年3月29日木曜日

すこし上着が薄手になったりしながら、
螺旋を描くようにして春になっていきます。

あたまが自由になるといいな、
心はたぶん、もう自由だから。と思った。

浅くなりがちな呼吸を
ぐぐっと深くする。

2012年3月26日月曜日

紅白

眠っている場合じゃない!と思ったら
体が動かなくなって
一日眠ることになった。


月ごとにページが変わるスケジュール帳を
窮屈に感じ始める。

体感している時間の流れとのギャップがすごくてついていけないし、追いついてくれない。

マヤカレンダーの円盤をこの間テレビで見たけど
時の掴み方って方法で、
スケジュール帳がもちろん時間のかたちではないのであった。

あたらしいアイデアがほしい、と思っているけど
それは
古いアイデアを捨てたい
という思いから生まれてる。


自分の視点を古く感じる。
更新が必要だし、
もっと愛に寄りたいと思う。

2012年3月24日土曜日

ハイスペック!

髪を切ってもらった。

遠くを見れば視点が安定して、いま何をすればいいかがわかってくる。

本当にぼんやりしすぎていた。

夜空が明るい。
バッティングセンターから聞こえてくる音。
細い月が沈みかけている。
風に揺れてこすれ合う葉。
星はピカピカ。目に落ちてきそうなくらい金色の粒。

眠っている場合ではなかった。

まだまだ旅の途中であった。

まだまだであった!

2012年3月23日金曜日

メモ

○デザイン(うつくしいもの、価値のあるもの)によるコンプレックスの昇華=care

○障がいについて理解、共感すること=心理的にフラットになる→空間の隔たりが消える

○障がいがその人なのではなくて、ひとりの人が、ある障がいを持っている。
病気がその人なのではなくて、ひとりの人が、ある病気を持っている。

○レメディ=re medy
治ることは、もともとある状態になる。という考え方(つわみさんに教わったこと)



ちょっとぼんやりし過ぎていた。
正気に戻らなくては。

2012年3月22日木曜日

ブギー、ブギーバック

ホトケノザが咲いている。



おじいさんが、
ショッキングピンクのTシャツを着せた犬と散歩している。


背中にはハイビスカスのプリント。

じいさんも犬も次の一歩を決めかねているようなスピードで
のらりくらり進んで行く。

2012年3月21日水曜日

ランウェイ

川から水があがっていた。

梅の香りが混じる、すこし冷たい風と
夕方の金色の光とに
一年前の感覚が呼び起こされる。

体は記憶の保管庫みたいだ。


絵を描いていただいたお金で、
一年前ヘルパーの学校に通った。

「失敗」してはいけない、と思っていたから
(勉強してみて、その道を歩かないことを、その時の私は、失敗することだと考えていた)
決めかねていたときに

ただ描かせてもらえるだけで嬉しかった絵のお仕事に
先生と友人が、きちんとはからってくださり
充分(以上、といってしまうと、ふたりのくれたお仕事に不誠実だから、胸をはっていいません。)な報酬をくださった。

それが心をばーん、と押してくれて
前に進むことができたのだった。


自分自身に関する決断はいつも、自分自身がすること。

それしかできないとも思っている。



だけど決断までには
あらゆる人の思いや偶然の導きが
たくさん、たくさん
降り注がれているようにたくさん
助けをくれる。
いつもいつもいつも。


毎瞬感謝しても
死んだ後までしなくては
きっと間に合わない。


梅の香りは希望の匂い。

ひとりで生きられないように、世界ができている。

誰かに喜んでもらいたい。

狭山市駅のエスカレーターと階段の上に取りつけられた屋根は
虹色に光り始めた。

駅からぬけてきた帰宅者が
その光の前で一瞬「あ、」となり
虹をくぐって降りて行く。


黒いコートやスーツの背中が、
虹の下に吸い込まれて行く。


腕組みして眺める工事のおじさん達。


ぼんやりと発光する七色の下をくぐると
静かに明るい気持ちになった。

2012年3月17日土曜日

コミュニケーション

夕方から雨がすこし降った。

駅の西口ロータリーをぬけた遊歩道には
小さな星粒のようなライトが控え目に散らばる。

足もとにふいに現れた天の川にはっとなった。


それを、思いついた知らない誰かの気持ちに触れたみたいな気がして
(スロープへ導くライトを小さくしてランダムに散らしたら、星のようになって、それはすごく、素敵じゃないだろうか)

柔らかい心のあらわれを
見た気がして、
見つけたことがその人への返答のような気がして。


朗読サークルに入っている母は
今日の発表会のために
ひとつのちいさなエッセイを数ヶ月のあいだ読みこんでいた。



どうしてだろう。


熱心に。



認知症の症状がではじめた祖母は
夜中に自分の母親を探していた。




どうあるべきなんて、あるだろうか。
こぼれてしまう。こころは大きくて、柔らかいから。




祖母はわたしに
ひゃくおく兆円くれると言った。

それで服を買いなさいと言った。



バス停に貼られたジェットコースターのポスター

ポテトと一緒にテーブルに残されたメモ




生きてて嬉しい。

わたしがあなたに見えて
わたしにはあなたが見えるから。

ピース

うつむいていたら、
眼鏡のレンズの内側に天窓が映ってるのが目に入る。



久しぶりに夢をみた。

すごく重たいものを背負って階段をのぼっていく。
後ろを振り返ると体操の弘道お兄さんが
同じようにして階段をのぼってきていた。



沈丁花の花が開きつつあるのをみたり
桃の花が咲いていたりして
風の匂いがあまい。



はるなつあきふゆ、はるなつあきふゆ

ふゆはるなつあき


次はあたたかい季節。

2012年3月11日日曜日

ひかりがそそいでくる。

昨夜は布団に入ってから
結局1時間半くらい話していた。

彼女と出会えてよかったなと
その間2回くらい、ふと思う瞬間があった。

贈り物だと思っている。



夜勤を終えた朝

お腹が減っていたので
東口のドトールに入った。

店員さんの笑顔がまっすぐで嬉しい。

窓際の席には光がさしていた。



本屋さんが開く時間になっていたので、
ドトールを出たあと立ち寄ると
『ノーマライゼーションの原理』という本があったので買った。



家に着いたら眠たくなった。



部屋の中はしずかで、
天窓から光がそそがれて
目覚まし時計が光っている。



市役所からの放送が
黙祷をお願いしてる。


目覚まし時計が光っている。

2012年3月7日水曜日

エブリシングゴナビーオーライ

春だ。

空気が水を含んで揺れている。
それを孕んで膨らむ旗がバチバチ。

白い月がすこしずつ明るくなる。
夜がゆっくりやってくる。


あと一ヶ月くらいしたら
誕生日がくる。

春の夜はお腹の中と似ている気がして
羊水のなかで多分、
わたしはもうすぐ生まれるのを楽しみにしていたんだ、
と昨夜思った。
とおい、あまい、よろこびを吸うような感覚が
春にはいつもあるから。


もし、生まれ変わりが本当にあるとしても
今生のあとにまた
かたちを持って生まれてきたいと思わない。


忘れそうになるけど、
一回きりだよ、シャンとしよう
とちいさく思い直す。

2012年3月6日火曜日

準備ができていたなら、プレゼントが届きます。

夜に吹く風がまるくて春だ。


日曜日、
電車の乗換えを失敗してひっそり落ち込んでいたら
駅に降りたときに画家のayacoちゃんとあやちゃんと、ちおさんに会えた。

アンラッキーはラッキーの伏線だから
ページはめくりつづけてみよう。


目の前を駆け抜けて行った3人は天使みたいで
目の中の残像で「ayacoちゃん!」の輪郭を確認して駆け寄った。




昨夜は
電車の中で高校のとき大好きだった友人をみかけた。

10年ぶりだから自信がなくて声をかけなかったけど、

思い返せば
足の組み方とか
ピンクのごついスニーカーにクラシカルなコートを合わせるセンスとか
全部そのこそのものだったのだから
間違えてもいいから声をかければよかったのだ。




駆け抜けて行ったayacoちゃんは流れ星のようだった。


するりと視界から消えてしまう前に

追いかけて声をかけ

顔を合わせられたら
笑うことができる。

2012年3月5日月曜日

愛だ!

悲しみにつかまりそうになる朝でグズグズしていた。

枝の先の蕾を包んで
雨垂れ

悲しみは粘り強いけれど、
のろいというのが弱点で

悲しみより速く動いてしまえば大丈夫。


そして重たいというのも悲しみの性質だから
つかまると浸りがちだけど
もっと軽く明るいものを優しく振りかけてると散ってしまう。



イヤホンから YUKIちゃんが
『愛だ!』
って言う。

雨の前に多分、粉雪。

君たちの愛車の屋根に積もっていた。

2012年3月1日木曜日

アイラブユー

雪が降ってせんぶ真っ白になった。



ハンバートハンバートを聴いていた。

まっすぐな声に
顔が持ち上がる。

そういう力のあるものは、すてきだなと思う。


顔が、前をむく。
引っぱっられてるわけじゃなくて
それがそこで、光っているから。