2012年5月25日金曜日

きのう、
ブリキッカさんのモーさんと久しぶりにお会いしたら
あのチャーミングな笑みをもって
「書いてる?」
と聞いてきてくれた。


モーさんにこそわたしは書いててほしいし、読ませてもらいたい。
わたしはといえば書いていない。
でもモーさんがそう聞いてきてくれるのは嬉しい。



いろんな機会をいただいて、
何かを書かせてもらったり
作らせてもらってきて、
そのひとつひとつ、チャレンジで、大切な機会なのだけど
頼まれなくてもつくります、という気持ちはとんとないなぁと思っていた。


でも、
一昨年からはじめたTシャツ作りは続けたい。

今年の形が見えなかったけど
さっきひらめいた。

すごくよい形でできそう。
思っていたいくつかのことの
出口がみえた!


なにが集約点だったかというと、
数日前との友人との会話がそれだと思う。


楽しみにおもってくださっている貴重な方よ、
おたのしみに!

2012年5月23日水曜日

大きなブルーシートを駐車場に広げて
土を拭き取る。
風が吹くので何度かめくれあがる。

大きく広げないで畳みながらやった方がよいのではないかなと思うけど
綺麗に広げて、という指示だったので
めくれあがるたびまた綺麗に広げて雑巾をかけた。


優先されるのは効率のよさではなくて、
指示を出す人のよいと思う方法、やりたいやり方がかなうことだということが
やっとやっと、馴染んできた。

よっぽどの強風で難しければ提案しただろうし
別の指示をもらっただろうけど。




たとえば、
花瓶のことを水差し、と話していたとしても
本質的にはずれていないときや、ただの言葉間違いのときには訂正しない。

逆に、しないでいてもらっていることも感じる。

期待と違う動きをした瞬間に咎めないで、
その動きの意図が果たされるまで、見守られていること。見守ること。



人と近くいるということの術を
からだでおぼえていっている気がするし
辛抱強く、教わっているように思う。



いいや悪いを逡巡することがずいぶんと、
最近のわたしの空白を埋めていた気がする。


言葉があって、生きるわけではないから

もう黙ろう、と思った。



なにがいいとか
なにがいけないとかに
疲れたし
結局どこへも行けなかった。















もう黙っていたらいいのだと思った。


草木が繁って、言葉がみえなくなるまで。

2012年5月20日日曜日

草に埋もれる。

http://www.youtube.com/watch?v=_YB3in5xEC8&sns=em


朝のホームに
茶畑のむこうから
茶葉を蒸す匂いが流れてくる。


薄く張った雲。
水色の空。


乗り込んだ電車。
座席の青。
リクルートスーツ。



昨夜、あのひとは多弁であった。

小さな反省を繰り返す。
いたらなさを戒める。
今度からはもう少し、うまくできるようにと誓う。


しずかな真面目さや優しさと
ささやかな怒りが
お風呂に入って床に就く。


感情の波立ちは寝息にかわって
やがてほどけていく。




うまくいきますように。
すべてのことが。

なるようになり、
わたしたちがおそれずにそれらを
受けとめられますように。




やさしい人がやさしいまま、
いつでもいられますように。




夜中に数度起きてやがて
カーテンのむこうに光。


からだを起こすには早いから
時間がくるまで仮眠用の布団の中で本を読む。



それから時間がきて、
起き上がって電車に乗った。


カレンダーばかり見ていた。

時間を数えるのをやめよう。



新しくなる。
新しくなれ。

2012年5月18日金曜日

リッスン

雨が強くなる。
雷の音が近くなった。

空気が綺麗になる。

『パピヨン』で、キューブラー ロスに触れ
彼女の自伝『人生は廻る輪のように』を読み始めた。



彼女が余命僅かとなった患者たちとの面接を繰り返し
彼らひとりひとりから受けとった言葉の中に共通するメッセージを見いだし
こう記している。




生きなさい。ふり返っていのちを無駄にしたと後悔しないように。
生きなさい。してきたことを悔やみ、別の生き方を望むことのないように。
正直で、じゅうぶんな人生を生きなさい。
生きなさい。





『人生は廻る輪のように』エリザベス・キューブラー・ロス(角川文庫)


それから
ロスは自ら経たいくつかの後悔をもとに
死の間際にある人が何かを要求したとき、
それへの対応は本当にその瞬間ただちにであることが重要であると書いているけれど、
本当はそれは、
死の迫る時でなくてもきっとそうなのだろうなと思った。



今、会いたい。
今、話したい。

そう気持ちが沸き起こったその時に
応えられることこそ。


明日のことを考えたら、あと30分で帰りたい。とか
今日のうちに片付けなくてはならないことがあるから時間はつくれない。とかいう気持ちを
一度どかして、

椅子に浅くおろしていた腰を
深くかけ直して

そわそわする心を洗って、

今の時間だけに
心を向けること。

そうすると、
ないと思っていた時間はいくらでも深まり膨らむ。

魔法が働く。





本当はそう。

いつでもきっとそう。

2012年5月15日火曜日

また湯船でとっぷり眠ってしまった。

あがると、闇の色が青くて
鳥が鳴き始めていた。

人の声がするので窓を開けたら、
男の子たちが校庭で爆竹鳴らして遊んでるのが、遠く聞こえる。
ひとりの笑い声がずっと、大きく聞こえている。


風は山の匂い。
濡れた木の匂い。


蛙の声もした。



爆竹が高く鳴る。

2012年5月14日月曜日

ハッピーバースデー

誕生日をお祝いさせてもらったり
産まれたばかりの赤ちゃんを抱かせてもらったりした一日だった。


現国の教科書で読んでから
『永訣の朝』という詩が好きだ。



うまれでくるたて
こんどはこたにわりやのごとばかりで
くるしまなあよにうまれてくる




命が何かわからないまま、
新緑の美しさや
陽光の恵みにさらされて立っている。


赤ちゃんの爪は小さくて
あくびをして
手足を動かす。

かわいくて夢中になる、
この気持ちの働きはなんだろう。


わからないまま
燃えている。

生命体。


ありとあらゆる、
ひとつひとつが。

2012年5月13日日曜日

稲荷山公園をぬけて、
出かけようとしていたのだけれど
新緑が綺麗だから出かけるのはやめて
公園で過ごすことにした。

好きな場所まで
柔らかい土を踏みながら歩く。

草の緑が濃い。
時々、木々の合間から射した光が
白く空間を浮かび上がらせていた。


草の上に寝転んで
見上げた空は鳥の通り道だったようで
いく羽も飛び交っていく。

羽の形。




空の青は同じトーンを保っていて
近いのか遠いのかわからない。




太陽が眩しくて
目の下までストールを引き上げる。

2012年5月12日土曜日

祖母のからだが
どんどん小さくなっていく。


隣に座ってテレビをみたり本を読んだりする。

祖母はノートに何かを書きつけている。
それは「仕事」らしい。


部屋にもどろうかな、と言うと
もう少しいろよ、と言う。



明日、デイサービスへ出かけるために
タクシーを手配してほしい、と言う。

◯◯さんと、◯◯さんの家の前にも、頼んでくれ、と言う。

デイサービスから迎えに来てくれるから、大丈夫だよ。いつもそうでしょ、タクシーで出かけたら、迎えに来てくれた人が困っちゃうよ、
と言うと

そうか、と言って黙った。



自分の出来ることを
祖母はいつも探しているように見える。




風が強くて
木の葉がざわめく。

祖母の背はますます丸くなって
埋もれるようにして座っている。

2012年5月11日金曜日

We Are Already One !

昨夜、
星空模様のリュックサックのおばあさんとは
帰り道も駅で一緒になった。


杖をついて体を揺らしながら
歩み進むおばあさん。


青い夜の始まり。
空の裾に橙。
ビルの先の赤い光はロウソクの先のようであった。


激しい雨が過ぎ去って
空気は澄んでいる。
星が光っている。




ゴールデンウィークの週末は本当にお祭りのように
キラキラしていて



楽しんだ分、ヘビーウェイト
泣きたくなるんだ。



ハミングバードの歌詞にあるように
つん、と悲しい気分がやってくる。

くると思っていたよ、と思って
できるかぎり静かにする。

それもまた過ぎてしまうのを知っているし、
この気持ちのときの過ごし方こそ、今は大切な気がする。




悲しみにたぶん理由はないから
探さなくてよい。


目の前のことに向かっている間に、
消えていってしまう。






新緑が美しい。

明るい約束をした。





生きてて嬉しい。

2012年5月10日木曜日

絶対世界平和。

星空模様のリュックサック背負ってるおばあさん、
今朝もまた駅でみた。


嬉しいことと悲しいことが
おなじお皿の上にある。


出来事はいつもポーカーフェイス。


見つめすぎると見えなくなるから
眺めていられたらいいのかもしれない。



ホームに電車がやってくる。


雨だと思って起きたら晴れていたから、
そのことが嬉しかった朝。

2012年5月9日水曜日

アイラブユー

http://www.youtube.com/watch?v=qwPOeqmnXMk&sns=em



朝、駅までの道を歩きながら

暗い道を歩いていても
明るい道を歩いていても
道の明暗と心の明暗は
べつのものだ、という考えを思い浮かべてた。

例えば歩く道が暗いときも
心を明るくしていられたら、
ということを考えていた。




田口ランディさんの『パピヨン』という本の中で引用されていた、
キューブラー ロスのことば






私は大丈夫ではない。あなたも大丈夫ではない。だからそれで大丈夫。






見つけた、と思った。

2012年5月6日日曜日

気がついたら眠ってしまって
起きたら天窓のふちが光っていて
覗き込んだら月が見えた。



明るいことは美しく
遠くからでも見えて
多くの人と分かち合える。

暗い道を歩く姿は見えにくいけれど
その歩みのなかで揺れ動く心が
粒子を細やかにする。

細やかになるほど光は近くも遠くも明らかにして

閉じた殻の内側まで静かにしみとおり、響く。


明るいことは美しい。

影は明るさを和らげる。
受け取りやすく響きやすく分かち合いやすく
しなやかな質に変える。


その両方を知ってる
あのこは素敵だ。
あのひとたちは素敵だ。

指の先に光


お腹の中に光


影は海風に撫でられ安らいでいる。



あたたかいこと


生きているからわかちあえること



今が光るとき
過去のすべてが癒される
未来が笑って近づいてくる



ピース、
ピース、
ピース。

2012年5月5日土曜日

満月にむけて。

笑ってる人の顔をみると幸せになる。
すごくシンプルに、ただ本当に嬉しい。
だから自分も笑って、
そしたらまたみんな笑う。

そんな魔法がはたらいていたな、今日も。


という、
3日、4日、
ロイテのマルクトなのでした。

2012年5月3日木曜日

たくさん書きたいことがあるのだけど

雨が降って言葉が散って
まとまらない。

胸の奥はしずかに安定していて
いろいろなものを感じとっているようだけど
まだ言葉になる前。


いのちのかたちはやわらかい。
正解はいくつもあるから、ひとつ選びだすことが難しい。


間違えもきっとたくさんある。
正解とおなじだけの数。



ただ、よろこびとか愛に向かっているかどうかを
ひとつ選びぬくときの
決め手としていたいし、
決め手として信頼したい。

2012年5月1日火曜日

ロイテでマルクト!

湿度が高まって、
枝の先が重たくなります。


からだがとぽとぽ、しずみこんで
湯船で朝方まで眠りこけてしまった。

風邪がすこしはやっているみたいで、
冷たくなった湯船で目覚めたときには私もいかん予感がしましたが、
どうやら大丈夫そう。

とはいえ
今ひくだいたいの風邪は、夏にむけて体を調整してのことな気もします。
だから治ったときにはきっとすこし、強くなっているように思える。



おしらせがあります。楽しい!


今度の、木曜日と金曜日には
cafe leuteでマルクト(ドイツ語で市のことだそう)がひらかれます。

詳細はロイテのブログでご確認ください。
http://www.cafeleute.com/


それは楽しい、市なのです。

素敵なものがたくさんあるし、みんなニコニコしているし、
出かけると、なんだかいい気分になって、その夜あたたかく布団に入れるような。


ぜひお出かけくださいね。


わたしも田中奈緒ちゃんとのユニットauroraで、
ロイテでお食事を頼まれた方にお渡しするフリーペーパーを作らせていただきました。

テーマはピクニックで、
それぞれの描いた文章を、ふたりでレイアウトしました。


ピクニックのことを思い出すとき、食べたものの味や、風を受ける感覚はすごくよく思い出せるのに、
それがいつなのかは曖昧になったりする。

野外での食卓は
生きるよろこびのひとつだなぁと感じます。

いくどでも。




さて、
今は電車の中でこの記事を書いています。

隣に座ってる眠りこけた男の子がよりかかってきます。
お酒くさい…。


いつまで肩をかしたものか。



よい連休を!


お休みでない方にも、楽しい今日がありますように。