2013年1月15日火曜日

雪が降るとしずか
しずかな音がする気がする

聞こえない音
しずかの音


カーテンを開けてこっそり見ていた


爪がのびたから切ろうと
電車に乗る前に思った



本が読みたいな

小説ではなくて
文庫本になっていて
ことばがしっくりきて
短くない…



今朝、出勤前に鞄につめたのは
星野道夫の「長い旅の途中」

何度も読み返して
でもまだ最後まで読み終えていない本。


しんしんしずかな待機時間に読んだ。

こんな本が読みたかったんだって思った。









電車のダイヤはみだれて
電光掲示板から
発車時刻の案内が消えている。

車内の床は濡れている。

リクルートスーツの女の子
パンプスの足もとが心細い


黙って座ってるまばらな乗客
「雪ですね」って
心の中で話しかける。
「雪が降りましたね」




午前中、ひらいた本の中で
道夫に友人のシリアが言った言葉

Life is what happens to you
while you are making other plans.
人生とは、何かを計画している時に起きてしまう別の出来事のこと




雪が降って
ダイヤの乱れた電車

歩きにくい道

白くて嬉しい公園

まわり道で遠くなる帰り道



わたしは
こういう本が
読みたかったって、思った。

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