2013年7月8日月曜日

サルスベリ

 
 
 
 
 
出勤簿を出しに事業所へ向かった帰り道
駅で代表の方を見つけた。

ひとこと挨拶と思って声をかけたのに
向かい合ったら、思いがこみあげて
涙が溢れてとまらなくなってしまった。



もうすこしそばにいて、力になることができたんじゃないか
力になりたかった

どうしようもないのに、
どうしようもないからといって消せない気持ちが溢れて
ひとりになってからも嗚咽がおさまらなくて
ホームのベンチに座って、落ち着くのを待った。




生きているそのあいだ
必ず、介助の手をもって、生きる

その覚悟のある彼女を前に
できないけど、したい。したいけど、できない。
そんな思いは何にもならない。





出会って間もなく
何者かもまだ知らないままに

家に上げ
隣に眠らせ
からだに触れさせる

それはどんなに必要に迫られた上であっても
やっぱりとても、怖いことじゃないだろうか

それを越えて
それを、させてくれた

彼女がわたしにくれたものを

生きているあいだ
わたしは誰かに、与えることができるだろうか。




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