2014年5月14日水曜日

うすぐもり、パーカー

 
電車に乗ったら、
黄色いTシャツと紺のニット帽のさわやかなひとがいて
なにか手元に視線をおとしてうつむき加減でいるから
ちがう人にもみえて、
おそるおそる近付いて、顔を覗き込む。


友人のダイスケさんだった。


ダイスケさんが、持っていた写真を見せてくれる。
ダイスケさんは、いつもカメラを持っている。
このあとも、フィルムを現像しに行くと言っている。



ひかり、かげ、
空気ながれる画面
むこうからの、響きをかんじる。


空いている電車の中で写真を撮ってもらった。
 

フィルムカメラに写るの、苦手だ。
でも、ダイスケさんは人じゃなくて人間を撮りたいと言っていたから
それなら抵抗がないと思ったし
撮影してもらえたらうれしいなと思っていた。


わたしというブツじゃなくて
空気が、写るんだ、きっと。
 
 
今のダイスケさんの写真を見ていると
そうだって、思う。

 
 
 
数駅のあいだ、たのしい気持ちで
いま思い返しても
なんだかたのしい。




Cha-tu-chaで、友人たちへの贈り物をみつけて
ほこっとおしゃべりして
働きに行って


帰り道バスに乗ってまた、
会いたいひとのところまで。



空の月は満月まであともうすこしで




一晩眠って朝


 
ひとと出会って、揺れたこころの
温みと
厚い雲のしたの、つめたい空気をうけて
深まる呼吸
 


 
目の前に、あらわれた小さな虫が
小鼻にとまった。
 

 



 

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