2014年5月6日火曜日

 
 
今日もよく、頑張った。駆け抜けるように。
そう思って乗った電車のなかで
おなじように仕事を明けたなおちゃんに
「今日もすこし、世界をハッピーにしたはず」
とメッセージ送って、
そうか。と思った。
 
 
しごと、というのはきっとどこかで何かを明るくしていることで
23時ちかく、電車に乗っているひとたち
きっと今日、どこかで、世界のなにかを
ほんのすこし、あかるくしてきたひとたちなんだ
そう思ったら
乗り合わせたひとりひとりの呼吸が
すんと深まったように感じられる。
 
 
おつかれさまです。
 
 
 
 
  
近道の公園をぬける。
ひとの気配がなくて、コートのフードかぶって
がに股で歩いた。
 
通り抜けてから、うしろを振り向くと
誰もいない。
 
 
いつもいる、スーツ姿のひとたち。
今日は連休中なんだ。と気づく。
そういえば、さっきの電車もいつもより空いていた。
 
 
家のそばまできたとき鳥の鳴き声が聞こえて
「夜に鳥が鳴いてる」と思った瞬間に
幼稚園のある方角から、アオーとクジャクの鳴き声が降る。
 
クジャクは他の鳥の声に
こたえたんだろうか。
 
 
 
 
 
ある音に呼応して、ある音がでる。
ある行いに呼応して、ある行いがなされる。
 
そういう連鎖が幾重にも重なっている夜
 
そういう連鎖が幾重にも重なってくる朝
 
 
 
 




呼吸がつづいて、夢をみて起きる。
起きてまた眠る。
 
重なる幾層のなか
 
呼びかけるひとつになりながら。
ひとつの響きの受動体となりながら。 
 
 
 
夜道歩きながら見えたマンションの最上階の窓明かり
住人の顔は知らない
多分、えいえんに会わない
 
でも生きている
その光を、今夜帰り道にわたしが一瞬、
見たということ
 
 
 
世界は記憶のなかにない
行いとしてなされ
そしてすぐ、時のむこうにいってしまう
 
世界は意味のなかにもない
ただ温度がある
 
光をみた
 
意味の生じない行為のつみかさなり
真夜中近くのクジャクの鳴き声

 
 
 
 
 




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