2014年6月28日土曜日




冬の終わる前に歩いた道を
緑繁るなか、再び歩いて

そこを歩いて会いに行ったひとと
対話するような気持ちになった。

自分が今いる場所にあるものを
よく見ようと思った。

何と、離れようとしているのか
どうして、離れるのか
どこへ行こうとしているのか
今そこへ行くと、何が開く感じがするからか。
今のじぶんが、持っているものはなにか。

たいせつなものしかないんだと気づく。






恋人と別れたひとのはなしを聞く。

なんとなく、連絡をとらなくなって
また久しぶりに会って

離れていても思い出しているし
離れていても不安になることはない

会いたくなったら
会おうと言える。

友人とはそういうふうに、
それぞれの舟に乗りながら
波を読んで
それぞれの地図を見て
出会うことも出会わなくなることも自然なのに
 
恋人はちゃんと別れるんだな、と思った。
 
色んな関係があるから、そうじゃないこともあると思うけど。
 
それは、同じ舟に乗ろうとするから?
同じ行き先を目指していたから?

でも同じ流れに、このまま乗っていられないと気づいて
お互いの舟に渡していたロープを離すのだろうか。

それぞれがまた、
それぞれの命の流れに
素直でいられるように。

命は流れていないと、よどんでいってしまう。
じぶんの生命の流れに沿っていないと、弱っていってしまう。
 
それを知っているから、
結んでいたロープを外して
またそれぞれの命が、その命の流れを
たどれるように。
 
それでも、同じ海を旅している。
 
ロープを外したときに
 
ほんとうに、手に入ることも
ほんとうに、失うことも
 
もともと、なかったんだとわかって
 
すこしほっとするのかもしれない。

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