2014年7月24日木曜日


 
駅を降りたら、花火の音がした。
 
そうだった、と思いながら
花火の打ち上がっている方向に、心をむける。
 
マンション連なって、見えないむこうに
あがっている花火。
 
家の窓から見てた、毎年の光景をあたまに浮かべながら
住宅地のなかの細い道に入ったら
外灯も少ない暗がりのなか、
いつものおばあちゃんがおもてへでていた。
 
 
 
 
 
「こんばんは、おやすみなさい」
 
 
 
 
おばあちゃんは昼間みたいに、近づいてはこないで
でも笑っているのが、暗がりでもわかった。
 
 
 
 

花火の音だけ、空に反響してる。
 
ひかりは見えなくて
 
夜道で微笑む、ちいさなおばあちゃん。
 
 
 
 
 
毎日、汗をたくさん、かいて
 
ときどきいろんなことが、わからなくなる。
 
 
 
というよりも、わからないということを

ありありと、思い出す。


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