2014年12月12日金曜日

湯たんぽのはなし


三重への3泊のために
ゴム製の湯たんぽをリュックへ入れた。



荷造りは
旅が続いていたので
すぐに終わった。

コンタクトレンズの洗浄液とか
化粧水の小さなボトルは
ポーチにまとまっていて

着るものが薄手で気温にかなわなければ
カイロを貼ればいい。
とか
そういうささやかだけど有効な知恵も
からだのリズムに流れ始めていた。



湯たんぽは
プラスチックのものを使っていた時に
足もとに固いものがあるのがいやで使わなくなって

もらいもののゴム製の湯たんぽも
ずっと使っていなかった。


それでもきっと
先月、
関西の友人宅に泊めてもらった時
彼女が眠る前
ふとんの足もとに湯たんぽをいれて
あたためてくれていたことがのこっていて
三重へ発つ朝
そのゴム製の湯たんぽをリュックにいれたのだった。

湯たんぽは厚手の毛糸カバーに包まれていたけど
かさばるのでコットンの薄い袋に入れかえた。
コットン薄い袋、
といっても
無印良品で売っているエコバッグだ。
何度も洗って、クタクタになっている。



ビジネスホテルの水道は
お湯の蛇口をひねっていると
熱湯がでてくる。

だからお湯をわかさなくても
そのまま蛇口からのお湯を湯たんぽに入れればよかった。

部屋について
お風呂に湯をためている間に
ふとんにいれておき
眠る前にまた
熱い湯を入れなおして眠った。



A3サイズの
無印良品のエコバッグの中の
ふにゃふにゃとやわらかい湯たんぽは気軽で
旅の3泊で使うことに慣れたのか
帰ってきてからも毎晩お湯を入れてベッドに持っていく。


家ではやかんでお湯を沸かす手間があるけど
容量が少ないのでお湯もすぐに沸く。

湯たんぽは、
陶器のものがいいと以前聞いていて
関西で泊めてくれた子も
陶製の湯たんぽを使っていた。


それはきっと保温性や
熱伝達の仕方のはなしと
それから
彼女や、彼女、
ひとりひとりの暮らしの在り方から
生まれてきた実感に違いなく


わたしは
わたしの在り方から
私の実感で
見つけていけばいいんだ。

という気持ちを
また新しくする。




ゴム製の小さな湯たんぽの中で湯は
朝にはほとんどぬるくなっているけど
足にあたっても邪魔じゃないから、
ふとんからはじき出さずにいられる。

厚手のカバーよりも
ぺらぺらでクタクタな
コットンの袋が
物理的にも心理的にも
かさばらなくてちょうどいい。



そうやって、
体験を通して
道具と親しく通じていくことが
うれしい。




通じたことではじめて
道具がいきる。

道具がいきたとき
自分が拡張している。



皮膚の内側が自分自身ではなく
道具と通じてなにかをなしている状態や
起こっている体験の中に
自分が流れている。





























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