2015年2月13日金曜日

 
 
16時過ぎの木道をぬけるとき
「いま、ひとり」という感覚が鮮やかだった。
 
午前中友人とふたりで歩いた気配が
まだ近くにあって。
 
 
日が傾いて長く射す金色の光
国道を渡る時に開けた空を見て
橋を渡ったら綺麗だろうなと思った。
 
 
 
 
丁寧にするほど、綺麗に仕上がるということを
繰り返しの中で覚えていったり
ごまかし進んだところを、もう一度ほどいて
やり直したり
驚くほどすいすいと、進むときがあったり
触るほど心が冷たくなって、手放したくなったり
 
手仕事の過程と
生きていることの過程は
本当によく似ている。
 
 
 
 
夜眠る前に
彼女の綺麗な手を思い出す。
 
 
よく通っていたお店のだんなさんが亡くなったと
ひとを伝って聞いた宵の口
悲しかった。
 
無口なおとうさん
にこっと、笑うだけで、ほとんど声を聞いたことがなかった。
 
奥にいつも座っていて、店先に立っている私と目が合うと
すっと口の端あげて、笑ってくれたんだった。
 
 

黙祷をする。
 
 
 

 
 

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