2015年3月28日土曜日



暗くなる前に、帰宅する。

デイゲームがあった様子で駅が混んでいた。

途中の駅でも、観戦帰りと思われる
ライオンズのユニフォームを着た家族が
電車に乗り込んでくる。



春の夕焼けはゆっくり。
鉄板の上のクレープみたいに、薄くのびる。
長い夕日だと油断して目をそらしていると
いつの間にか遠くに澄んだ紺が降ってきていて、
なんだか焦るようなさびしいような
複雑な気持ちが小さく泡立つ。


車窓から見えた中学の校庭の
桜の木の枝の周りがピンクになっている。


稲荷山公園の桜も
すこし花が開いていた。



待ちわびているのに、咲いたのを見た瞬間
嬉しいと同時にさびしい、持て余すような気持ちになる。


咲いたのを見た瞬間に、散る景色が、見えてくる花だ。



さびしくてうれしい。

でもほとんどの緑の季節が、美しいじゃないか。
と、思い直すのだけれど。




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