2015年4月2日木曜日


新宿御苑の傍にある小さなビルの2階
草枕という名前のカレー屋で
久しぶりの再会。
汗をかきながらカレーを食べて、
互いの近況を話したり、聞いたりする。


昨日会ったばかりだという関西の友人たちの近況にも触れて
生き生きとしたその気配に、心が明るくなる。



4人が初めて会ったのは携帯の電波も届かない山の中だったから
みんなで新宿の街を歩いていると
外国を歩いているような、不思議な感覚に包まれる。
街の空気よりも、4人に流れる空気の方が濃かった。


JR新宿駅を使うふたりと別れて

新宿三丁目駅を目指す男の子と、西武新宿駅を目指す私と
100メートルくらい一緒に歩くあいだ
「今が楽しい。今に集中するように、なった!」
と、彼がハッキリした口調で言った瞬間
ふたり同時に目の前のビルが新しくなっていることに気づき、息をのんだ。


真っ白く発光している壁面


「…あれ、auのビルが、できたんだ。じゃないか、auが、テナントで入ったのか」

一瞬の間の後、
私の頭の中にあるままを、彼が確かめるようにしながら言ったので

「ほんとだ」と、答えた。


ひとりになって、歌舞伎町の入り口前を通り抜ける。
外国人観光客と、客引きと、学生のような団体と
ごった返す歩道

喧噪がまだ遠い。




ひと晩眠って、
引っ越しの手伝いに向かった。

4月1日

桜の花は満開

見上げてばかりいたら、ふと視界に入った
菜の花の鮮やかな黄色に面食らう。

紫色の木蓮の花びらはたらりと下を向く。


僅かな時間を過ごしたその部屋に、掃除機をかけながら
「守ってくれてありがとう」と話しかけた。


心の皮がむけているような、ヒリヒリした気持ちの時に
その部屋の窓から
時間通りに白い電車が行き交うのが何度も見えて
そのたびに
「電車が見えるのがいい」と思った。


ひとが、平穏に、生きて見えるその景色は
ひとをちゃんと助ける。



そんな風に思えるし、
多分助けられていた。




家主に必要なものもあるだろうと思ったけれど
自分も行きたいな、と思って「イケアへ行こう」と提案すると
疲れているはずなのに、賛同してくれた。



私はふとんカバーを買った。
発色のいい緑色、白のストライプ。


新年度
家族の話をすれば、兄も弟も
1日から新しい職場で働き始めた。














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