2015年6月16日火曜日


絵を描いているとどんどん線がかたくなってきて
そういうときは
それ以上線をひいても、紙が無駄になっていくし
いたい線から生まれた絵がかわいそう

自分もすこし、欠けていくような感じがする
 

だから描くのをやめた
 
 


スケッチブックを買いに行く必要があり
世界堂で2冊、水色の表紙のスケッチブックを買って
ドトールに入ってアイスコーヒーを頼んだ
 
 
前に並んでいる小柄なおばあさんが
あんぱんを1つとアイスコーヒーのSサイズを2つ頼んでいて
その様子をじっと見ていたら
自分のオーダーの時にも無意識に
「Mサイズのアイスコーヒー2つ」とオーダーしていた
 
はっと気づいて1つに訂正する
背の高い店員さんが
笑顔で「2つではなく、1つですね」と、ひと指し指をたてながら
確認してくれる
 
きりんみたいに背が高い
 
 
 
 
 
わたしはAmazonから届いた腕時計をつけていた

時間の確認をiPhoneでしていたのを、やめようと思った
あの、小さな四角に集中させていた役割を
すこしずつほどいていくことにしたのだ
 
時計、メール、電話、カメラ、メモ、カレンダー、検索…
ひとつずつ、ほどいていく

 
 
 


 
ドトールでは窓際に座り
スケッチブックとペンを取り出した
 
 
ブラインドの隙間から見える
通行人のスケッチを始めた
 
描いている途中で、描くよろこびのようなものが
湧いてくる
 
そのときに、
わたしは絵を描くことが好きなわけじゃなくて
たぶん、生きている人が好きなんだと思った
 

 

 
 
 

 



 
 

0 件のコメント:

コメントを投稿