2015年6月20日土曜日


 
ふだんと違う約束がある前にはだいたい
遅刻する夢を見る

昨日と、今朝と、続けて見たのだけれど
今朝の夢の、遅刻の原因もなかなかだった
 
それでだいたい
寝坊するなんていうことはなく
目覚ましより早く、目が覚める




数日前、
待ち合わせ前にブックオフにふらりと入った時
ぱっと目に入った
宮城まり子さんの『淳之介さんのこと』を買って
今読んでいる


ことばのむこうの世界が、ゆたかで嬉しい


おりおり、
奥さんと別れてなんて話を、したんだなぁと思うと
毛布みたいなことばのむこうに
くらーい、冷たい場所があることを感じて
切なくなる


三人がそれぞれに、ひとりの顔で
深い暗い、気持ちに触ったんだろうと思いながら

もしも、吉行淳之介と本妻の関係が綺麗に清算され
まり子さんと結婚するようなことがあれば
ずっと慕い続け合うようなふたりでいられたのかな
と、ふと思う



結局そこに、三人の存在があったことで
紡がれていた、時間なのではないかと想像が浮かぶと

またひゅんと、苦しい気持ちになる


それでも
やわらかい毛布にさわるような
まり子さんの文章はゆたかで、やさしい



夏がくる前の時期に
読めてよかった







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