2015年6月19日金曜日




ざぁっと、嘘みたいな雨が降る

テレビドラマに出てくる、大雨みたいな

空から一定量、一直線に落ちてくる





この間のもっと静かな雨の日

10メートル前くらいを
傘を持たない女子高生が濡れながら歩いていた

公園の木の下を歩いている時には
きっと雨粒は緑の葉に遮られ
彼女に落ちないはずだし

もう濡れてしまっているのだから
そのまま早足で家に帰ってしまいたいと
思っているかもしれない

そんな風に
考えをめぐらせながらも

「私の傘に入りませんか」と
声をかけていいものか
10メートルのその縮まない距離の後ろから
ずっと小さく悩んでいた

 
その間に、雨が弱まり
機会はほどけてしまったのだけれど

年をとるということは
なんとなく
このようなことなのかもしれないと
その時に思えた
(結局、声はかけなかったけど)


色んな気持ち
色んな時があること
してもらったこと
いやだったこと
悲しかったこと、さびしかったこと
うれしかったこと

たくさん
積み重なっていくから

それがまったくの他人であっても

どんな気持でいるか
思いが及ぶこと

それが、あっているか
あっていないかは、わからないけれど
想像の、余地が
ふえていること




すこしずつ
変わっていく

変わっている



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