2015年12月27日日曜日

お芋屋の仕事の時の防寒用に
ユニクロで
ウルトラライトダウンジャケットを買って着ていたら
この間、オーブンの熱したところに触れて
手首の部分に穴が開いてしまった。


羽毛が飛び散らないように
穴の開いたところが隠れるようにくるくると袖をまくって
ひとまずその日の仕事は終えたけれど
これをどうしたものかな、と
思っていた。

穴はけっこう広がって7cmくらい裂け目ができている。
開くと白くてか細い羽毛がふかふかとこぼれてくる。
ここに当て布をして、着続けようと思った。

 
それで昨日、
神戸からの帰り道
乗り換え駅の梅田にユザワヤが入っていることがわかったので
小さくカット売りをしているコーナーから
当て布用の布を買った。

ジャケットの色と似た色の布を買って
できたらここに、色んな色の糸で、でもささやかに
刺し子をしていってもいいな、と思った。


帰宅後、夕ご飯を食べた後
昨日で年内の営業を終えたのんちゃんに
「おつかれさま」と電話をかける。
(のんちゃんはCha-tu-chaというお店の店主)

パソコンのスピーカーから
のんちゃんの声はクリアに聞こえてきて
すぐそこにいるみたいだけれど
埼玉と大阪分の距離は確かに離れているんだなぁと思う。
 
電話っていいな、と思った。
 
 
 
大阪に引越してきてから3週間が経つので
小さなワンルームの中でなんとなく家具の配置も決まり
バランスがとれつつあった空間に
昨日は引越前にオーダーしていたアイアンのワゴンが届いて
りんご箱を棚にしたりして、低く低く作られていた空間に
1メートルほどの高さがあるワゴンが届いたために
空間のバランスが崩れて、部屋がざわついているという話をしたら

のんちゃんは
「わかる。背が高い家具がくると部屋がざわくよね。でも見慣れるよ」
と言った。

電話を切ってから
ユザワヤの袋から買ってきた布を取り出し
ジャケットにちくちくと縫い始めた。 
 
裁縫は得意ではないけれど
なんとなく自分がうまくいったな、と感じて
大切に思えるものが出来上がるポイントは

今まで数々、
何かを作りかけては嫌になってやめて、
ということを繰り返しながら、
はっきりとひとつ、見つけている。

 
ちくちくと針を刺して
違うな、と思うひと刺しをした時に
面倒くさくても、そのひとつ前に戻ること。
 


違う、と思ったところを
そのままにして進んでいくと
なんだかだんだんと、その糸の並びを愛せなくなる。
気持ちが離れて投げ出したくなる。
出来上がっても、大切にできない。
 
だから
今回も何度か
あ、と違和感を感じては
糸をぬいて、戻った。
 
布団に入りながらもちくちくと縫い続けて
出来上がったところで、電気を消して眠った。



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