2015年12月28日月曜日

心がまるくなるということ/煙草くさくなったコート

 
 
昨夜は京都まで出て、
センテンスのライブを観た。
 
センテンスの出番まで2組のバンドが演奏して
1組めのバンドはまだ10代なのか初々しく
歌声は揺れるし、歌詞も曲も、何かの真似のような感じがして
心が離れそうになった。
でも、耳を離すのは簡単だから
この人たちが何者なのか、よく見ようと思って
じぃっと集中して聴いていると
「どうせだめだよ なんていっちゃだめ」
という歌詞がうたわれた時に
ぱんと、ピントが合った感じがした。
 
奇をてらおうとか
よく見せようとかっていう、
 
作為が外れた本質の言葉は(勘違いかもしれないけど)
ぐっと入ってくるような感じがした。
 
 
 
センテンスのステージは
なんだか、すごくて
音が厚くて、ぐんぐんと空気が濃くなっていって
『なんでもない歌』という曲が歌われた時には
なんだか涙がぽろぽろとこぼれ出した。
共感したわけでもなく、あの涙はなんだったんだろう。

ライブを観ながら
「背水の陣」という言葉が浮かんでくる。
下がれる背後はもうないから、
前に出るしかない。という感じで
ステージに出てまだ逃げようとしているところがあった
前の2組のバンドとは違った。

比較じゃないと思うけど、
それは明らかな違いで
前のめりで聴いている自分に気づいて周りを見渡すと
前に座っている他のひとたちも、ステージに向かって
前のめりの姿勢でまっすぐ視線を投げ、耳を澄ましていた。
 
 

 
 
センテンスのライブを観て
私はまだ、彼らみたいじゃないな、と思う。
 
何かぬるさを切り返せていない感じがする。
 
 
ひっくり返せない、このぬるさが何か
私はまだわかっていなくて
ひっくり返すところまで沸点が達していない。
 
 

とまらなかった咳が
すこし軽くなってきた。
 

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