2016年1月15日金曜日


すこしだけ狭山に帰っていた。

朝の池袋に着いて
バスを降りて西武線に乗り込む。

朝早い電車の中に
昨日の疲れが残っているような気がして
しんとした気持ちで
青い座席に座る。
 
稲荷山公園駅に着くと
そこは
たしかに、稲荷山公園で
落ち葉が綺麗に掃き清められて
芝に霜がおりていた。
 
目に入るのは、木々の枝
 
ここを歩いていると、植物に目がいくなぁと
思う。
 
わたし自身の植物への関心が強いのではなく
環境が視点をわたしに施すような気がしてくる。
 
紫色の、山並みが見える。
 

大阪での暮らしが
とたんに「よくおぼえている夢の中の出来事」
のようになるのが、不思議だ。
 
大阪にいる時には
狭山での日々が
「別の時空の出来事」のように感じられる。
 
場所を移動しているというよりも
次元を渡っているような、感覚がある。
 
世界堂へ行きたくて
新宿まで出ると
いつもより人が少なくて
歩きやすかった。
 
ふと、大阪から
「椅子に落ちていた500円が、多分私のだから
パソコンが入っている袋に入れておくね」
という内容の、メッセージが届く。
 
遠くの
お財布に
ぽんと入った、500円。
500円玉を入れてくれたひとの、現在。
 
『いつでも帰っておいでよ』ということばに
あたためられて
池袋からまたバスに乗る。
 
狭山に帰る
大阪に帰る
 
ただいまが
湯気あがるように
ささやかに
たしかに
増えていくこと。
 

 



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