2016年1月10日日曜日

この間
片道1時間弱かけて自転車を漕ぎ
行きたかったお店へ出かけてみたとき
知らぬ間に
釜ヶ崎を走っていたみたいだった。

川沿いの道
高速道路の高架下
ふらふらと歩く大荷物の男の人は
宿がないのかもしれない

犬の糞があちこちに落ちている上
角には「小便禁止」と赤い文字で書かれている。
 
リサイクルショップで買ったものだけど
気に入って買ったダッフルコートの、形の美しさが
急に意識に入ってきた。

私はダッフルコートを着て、自転車を漕いでいた。
 
パリも犬の糞がたくさん落ちてるっていう話を思い出し
「ここはパリ」と頭の中で1度思ってみた。
 
バラックの錆びた壁面を見ながら
貧しさ、という言葉が
あたまに浮かんでくる。
 
色んな人が生活していて、
貧富の差は個人の人格、豊かさをはからない
と前提とした上で
 
私は、自転車を漕ぎながら、貧しさについて考えた。
 
すこし前に
「高知は最貧県だけど、ホームレスがいない」と聞いた話を思い出す。
ただで暮らせる家もあって、食べ物もあるのだと聞く。
季節ごとに農作物収穫の仕事もある。

沖縄も田舎にはホームレスがいなくて、
那覇に出るとホームレスの姿があったことを思い出す。

暮らす場所によって
豊かさの質が、変わることを考える。
 
わたしたちは世界を生きていて
それから社会を構成している。
 
社会は不完全なんだ、というか
完全になり得ないということを思う。
 
自転車を漕ぐ。
 




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