2016年1月27日水曜日


 
突然やってきた寒波
 
薄着でいたせいで冷えきった。
冷えたら頭が痛くなって
湯船につかって湯たんぽいれた布団で眠ったけれど
朝になっても、がんがんと頭痛。

起きる前に
夢の中でエレベーターに乗り込んだ。
乗ったエレベーターは上にあがった。

目がさめて
何年か前に、エレベーターに乗って
降りたい階にえんえんと降りられない
という夢ばかり
見ていた時があったなぁと思い出す。
 
あの頃はすごく、なんだかどうしたらいいかわからなくて
苦しい気持ちでいた。
 
でも今日の夢では
「ただ乗っただけ」だったなぁと
思った。
 
頭が痛くて、からだを起こせなくて
ひとり暮らしはいやだなぁと思った。
 
 
フリーで働いている友人たちが言っていた言葉を思い出す。
 
もし身体の調子がくずれて
働けなくなったら
どうやって生きていけば、いいんだろう。
 
そういう思いが湧いてきて
今、ここにないことへの不安に溺れないように
自分が何をこわいと思っているのか
配線をたどるようにして、みていった。
 
そうして、はっと
「わたしはひとりでは生きられない」
という事実と、気持ちを見つけたら
からだから力が抜けて
何かが腑に落ちて、落ち着いた。
 
ひとりでは生きられない。

もうとっくにそうだったのに
なんだか
ひとりで生きられるようにならないといけない
と、何度でも思い直していた。
 
わたしはひとりでは生きられない。 
困った時は、助けてほしい。
いや、
困っていなくても、助けてほしい。
触れていてほしい。
自分のことを、みていてほしい。
 
そう思っているんだ。
思っていたんだ。たぶん、ずっと。
 
 
発見して、
「懐中時計(←電灯の間違い)もって、配線のひとつひとつ見ていきながら「わたしはひとりで生きられない」という気持ちと事実に出会ったら、からだから力がぬけて、何かが腑に落ち、落ち着いた」
と、ツイートしたら
よちさんからLINEが入った。
 
写メで送ってくれた、よちさんの描いた漫画を読んで、泣いた。
 

 

 
 
頭痛でなかなか起きられなかったので
お芋屋さんを1時間遅らせてもらう。
 
ゆっくりからだを起こして
湯船に浅くお湯をためて、足浴したら
頭痛が消えていった。
やっぱり冷えていたんだなぁと思う。
 
じんわり足があたたまっていくあいだ
さおりさんのアトリエで
作業をしてからだが冷えては、順番に足浴していた
1年前の冬のことを思い出していた。
 
 
明日から長野へ行く準備も、しておかないといけない。
友人が絵の仕事をくれた。
お風呂場を出て
洗濯機をまわして、洗濯物を干した。
着替えをリュックにつめる。
郵便局で振り込みをして、
1件断りのメールを出し、
事務所に置きっぱなしにしていた手帳とパソコンを取りにいく。
商店街をぬけながら
たこ焼き屋の前の椅子に座ってたこ焼き食べているひとたちを眺めて
吉本ばななの小説のなかみたいだなぁと思った。
買い食いして歩いたり、
街行く人が、気楽な会話を交わす風景。
小説の主人公や、ばななさん自身が何度も懐かしむ、昔の東京の風景。
 
事務所で手帳とパソコンをリュックにつめてから
駅にむかって
電車に乗って、
お芋屋さんへ向かった。
 
 
お芋屋さんに着いてから
初めてシフトが重なった女の子と話していると
西村佳哲さんの話になって
彼の著作が好きだと話す彼女と
話が弾んでいった。

円坐、非構成エンカウンターグループの話も
「なんかおもしろそう」と言ってくれて
わぁ、と思う。
fence worksで円坐を開いている話をしたら
「いきたい!」と言ってくれて、おぉ、と思う。

話すことばが空飛んでいなくて、
ちゃんと胸からでている感じがあって
話しやすいなぁ…と思って、そう言うと
「私も!なおみちゃん、嘘がない感じがする」
と言ってくれて、心が明るくなった。
 
彼女と話していたら元気がでてきて
「なんか元気になった!」と言ったら
「わたしも!」と言ってくれた。
 
光が湧く。
 
 
お芋を売りながら開いた時間にインスタグラムを見たら
うらさんがなんばにいた。
「会いたい!」と思ってショートメールを送ったら
いま関空にいる、と連絡がある。
 
会えなかった。
でも、近くにいたことが嬉しい。
 
家から、自転車漕げば行ける難波。
 
うらさんが、さっきいた場所。
 
 
 
隣のお菓子屋さんからビスコッティをたくさんもらったりして
なんとなく温かい気持ちで
お芋屋の閉め作業をしていると
石山さんから電話がきて
がおさんと3人でごはんを食べることになった。
 
 
何が食べたいか聞かれて
「お好み焼き、ラーメン、うどん」
と言うと
ラーメンを置いているおでん屋さんに連れて行ってもらった。
 
メニューを見ながら、店の名前のついたラーメンと塩ラーメンと炒飯を選ぶと
がおさんが
「大盛りにしましょ、ぜんぶ大盛りに」
と言い、
大盛り三品を三人で食べた。

「炒飯おいしい」と言ったら
石山さんが
「せやねん。おれ、腹へってたら飲み物だと思うもん。さらさらっと飲んでまう」
と言うので、少し考えてから
「ごめんなさい。わたし、つっこめないんです」
とこたえたら
「つっこまんでいいて。喉さらさらっといくもん。喉越しの話やから」
と言われた。
 
真顔なので、冗談なのか、本音なのか
わからない。
でもいま思い返すと
つっこみどころのある、本音だったんだなと思う。
 
ごはんを食べていたら
石山さんとがおさんの肩越しにあったテレビで
ソフトバンクのCMが流れる。
 
埼玉にいる頃
好きだった人は、コピーライターやCMプランナーの仕事をしていた。
 
あぁ、みてしまった。と思って
すこしせつない気持ちになった。
 
どの言葉が本当だったんだろう。
思い返してみると、嘘は言わない人だった。
嘘をつかないといけないような場面では、黙っていた。
隠れていることが多いから、触れなくて悲しかった。
でも言った言葉は、その分きっと、本当だったんだと思うし
そのようにして、おぼえておこう。
 
どんな時間も、ちゃんと過ぎていく。
 
 
 
石山さんとお芋のシフォンケーキの話をしていたら
「なおちゃんて、シフォンケーキの話してたら、俺の方みてても、俺の向こう側みてる気がする。俺の奥にある、シフォンケーキみてる感じがする」
と言われる。
 

 
 
明日から長野へ。

 


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