2016年2月24日水曜日

 
先週の出来事のつづきを書こうと思うと、

陽子さんと別れ
バスに乗って
翌朝の7時前に、新宿駅西口に到着した。
 
新宿駅の朝。小田急の下の横断歩道。
 
「時間はここにも、あったんだな」

そんな風に感じる。
 
毎日、夜がきて、朝がきて、
時が流れている。
 
ホームレスのひとの、眠る横を歩いて
西武線に乗る。
 
 

 
 
埼玉の旅、
大事なひとに会い、過ごす
目的一点の、一泊二日。
 
忘れられない時間になった。
 
 

 

池袋から、
また夜行バスに乗って
7時前、梅田に着く。
 
バスプールから梅田駅までを
もう迷わずに
歩くことができる。
 
10時からは事務所で
また
ひとと出会う日。
 
家に帰って荷物を置いて、
湯船に湯をためる。
 
夜は友人が泊まるので
その支度もする。
 
ここまで、
土曜日の、朝までの風景。
 
 
その後の出来事はいったん置いて
週が明け
火曜日の風景。
 
 
とにかく、先週1週間の
ひととの出会い、物理的な移動の影響を受けて
気持ちがいっぱいいっぱいで
火曜日の午前中は
めいっぱい時間をかけて、
このブログに
先週あたまの出来事を書き綴った。
 
書かないと、
ふたが
とじないような
そんな感じがあって。
 
 
夕方からお芋屋さんがあったので
その前に事務所へ行く。
聡くんから仕事の打ち合わせができたら
と前日に連絡をもらっていた。
 
事務所に着いたら聡くんがいて
「なおは月にいくら稼いだら暮らしていけるの?」
という切り出しから
一緒に毎月の収支を見つめていくことになる。
 
フェンスワークスでは
自分でつくった仕事が自分の収入になる。
仕事が生まれなければ、収入がない。
 
なんとかなるか。
なんとかするしかないし。
 
と思っていたけど

自分が生きていくためのその部分を
誰かが一緒に見てくれるというのは
すごく大きなことだ。
 
聡くんは
「自分のためでもあんねん。だからいい人なわけちゃう」
と言ったけど

ありがたい気持ちでいっぱいになって
「聡くん、握手していい?」
そう言って、握手を求めてしまう。
 
てのひらを、あてたかった。

 
なっちゃんもやって来て、テーブルに就く。

生活費の見直しをしながら
食費や遊びの部分を、わたしがどんどん削ろうとするのを見て
聡くんが
「無理はあかんねん。できなくなるから」
と言った言葉にハッとして
「うわぁぁ!ダイエットと同じだね。食べなきゃ痩せる!と思って、
でも食べないでいられない。うわぁぁ、できないことを、できるって言わない、だ」
と衝撃を受けて、『できないことをできるといわない』とメモをとっていると
 
「この打ち合せおもしろそうだな」
Macの画面を見つめながら、なっちゃんがそう言って笑った。
 
けんちゃんもやって来て
なんだかどんどん、楽しい感じになってきて
まだここにいたい、と思うけれど
スマホのアラームが鳴って時刻を知らせるので
中央線に乗って、
お芋屋さんへ向かった。
 
お芋屋さんへ着くと
しょこちゃんが
新しく入った女の子に仕事を教えていた。
 
次回からのひとりシフトを、
「どうしよう」と言って、新しく入ったNちゃんが不安がっているので
「だいじょうぶ」と話す。
隣のお店の人が、教えてくれるし
多少失敗しても、ひとが死なない。それは大きい。


「だいじょうぶって話してもらってちょっと安心した。癒されたー」
「ナオチンゲールに癒してもらってたんや」
「ナオチンゲール…」
「なおさんは蜜香屋のナイチンゲールやん」
 
しょこちゃんが、笑って言う。
 
しょこちゃんの、小さな顔。
あごがしゅっと、細くて
でも頬は赤ちゃんみたいに、紅潮して張りがあって、
猫のような瞳に、ばさっと長い睫毛。
 
かわいいな、と思って、いつもまじまじ、見つめてしまう。
 
 

しょこちゃんとNちゃんが接客しているので
わたしはスイーツに賞味期限シールを貼ったり、包装作業を進める。
 
ふと顔を上げると
店の前に石山さんが来てて
3人で並んでいるのを見て
「人数多くておもろいな」
と言った。
 
緊張しているNちゃんに
「変なこと、いっぱいしてください」
と言っている。
 
「時空歪ませたいねん。ここ(百貨店)の、しゅっとした空気んなか、この店のとこだけ、なんかちょっと変、っていうか、違う時空を持ち込みたい」
 
「時空を歪ませる…」

「うん。最近よく考えててん。時空歪ます」
 
石山さんは
「カメハメ波、出す」というような口調で
現実を話す。
 
カメハメ波を、物理的な法則、地球に適応した法則をもって
本気で出そうとしていて
それが出る、と確信をもった上で
「カメハメ波、出す」
と言う。
 
だから石山さんは
時空は歪むと確信していて
「時空を歪ませたい」と
比喩ではなくて
本気で言っている。
 
「ちょっと斜めになったりしてな」
と言って、からだをいつぞやのふかわりょうのネタのように
斜めにしたので、みんなで笑った。

 


 

 









 
 

 

 

 
 

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