2016年3月9日水曜日

仕事の移動中に石山さんが
話の流れから
「たとえば」と
かなわない恋のはなしをはじめた。

「付き合ってて別れることになったとするやん。
 俺が嫌いになったからふられたとしても
 その人が好きだと言ってくれた俺がいるわけやん。
 その人が好きだって言ってくれた自分を取り戻したり
 いいって言ってくれたところを大事にしていく。
 そしたらまたうまくいくかもしれんし
 その人じゃなくても
 その人みたいな人が、また自分をいいって言ってくれるかもしれんし」

すこし考えてこたえた。

「別に嫌いになったから別れるってこともないと思う。
 相手が嫌いになったわけじゃなくて
 相手と自分の関係性の話だから。
 相手のことが好きでも、
 相手と自分の関係が終わってるから別れるっていうことがあると思う」
 
石山さんは
ふーん、という感じだった。

わたしは
相手が嫌になって別れる、とか
自分を嫌いになったから別れる、って
別れの地点が必ずそこだとしたらつらいな。
と思った。
 
逆をいえば
石山さんはその「好きな部分」から
ずっと関係できる人なのかもしれない。
 
そうだとしたら、そっちの方が希望があるのかな。
とも思ったけれど
関係は相手ありきなのでわからないし
関わり続けることが希望なのかもわからない。
 
それでも
もし、「好きだ」と思ったそこをもって
ずっと関係できるのが石山さんなら、
切ないくらいに、まっすぐだなと感じた。
 

それから
なんでこんな話になったんだろう、と思いだそうとしたけど
話のはじまりを、もう思い出せなかった。


 

0 件のコメント:

コメントを投稿