2016年5月23日月曜日



お芋屋さんで、
森、道、市場へ行った。

途中、聞きたい音楽、行きたい場所があったら
仕事をぬけよう、と話していたので

キセルの演奏になったら行こう。と思っていた。

演奏開始時間よりはやく、
音楽が流れ始めた。

ベガだ、好きな曲だ。

でもリハーサルかも。リハーサルなら本番やるかも。

そう思いながら、でも、もう始まってたら!と思って
「すみません!好きな曲が始まっているので!」と言って
仕事をぬけさせてもらい、
ステージにむかって走った。


 
アスファルトこえて、緑の芝の上。
音が大きくなって、音楽の渦の中に入る。
キセルがいる。
 
思い返せば、夢の中の風景みたいだ。
 
 
ベガは、わたしにとって、中嶋くんの曲だ。
もう10年くらい多分、会っていない中嶋くんの曲だ。
 
中嶋くんは、小さなうさぎみたいな女の子にずっと恋をしていた。
何回か告白してふられているのに諦められなくて
曖昧なふられ方に、自分では思いが断ち切れなくて
「(両思いになる)可能性がないならそう言って」と、
とどめを刺してもらいに行くと
「可能性がないとは言い切れない」と、ころされることなく帰されて
つないだ皮のところで
夢見るようにずっと恋をしていた。

中嶋くん、
 
 
そんな風に中嶋くんのことを思い出していたら
今日、ふいに中嶋くんの話をする機会があった。
 

 
ほんとうに相手をおもう、想いがなければ、相手を切れない。
そう、感じさせられたひとの在り方を前に
切られなかった、中嶋くんの姿が浮かんできて。


中嶋くんが恋をしていた、
その、小さなうさぎみたいな女の子の名前がずっと思い出せなかった。
 
だけど話を聞いてくれたひとが
「その女の子は本気でひとにも自分にも向き合ったことがないから、
相手の本気がわからない。本気の感触を知らないから」
そう言ったその時、
彼女の名前が思い出された。
 
ももちゃん
 
「本気の感触を知らないから」
わたしからみえてたその子の姿がそこにあったから、
名前があらわれたんだと思った。

ももちゃんだ。
 
 

キセルのベガの
「あぁ死んだら眠れない」っていう歌詞のところが好きと
ずっと思っていたけど
昨日インターネットで歌詞を検索したら
「安心だな 眠れない」だった。


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