2016年6月9日木曜日



帰り道を歩いていると甘い香りがした。
ホームセンターの垣根はクチナシだった。
 
ぽかんと白が夜に浮いて



朝、飲みきれなかった珈琲を冷蔵庫にいれていた。
帰ってきてお風呂上がりに飲んで美味しいと思った。



抱えているのが重たいけど
相手に伝えていいものか、わからない気持ちでもやもやとする。
 
前に介助の仕事のコーディネーターのひとが
利用者さんにむけて、感じたけど言わない方がいいという気持ちがあったら
そのひとが目の前にいると思って、ひとりの時に
ばーっと全部言うんだ、と言っていた。
 
布団に入っても、もやもやしていたので
そのことを思い出して
心の中で、思い浮かべた相手にむかって
気持ちのままを言ってみる。
 
気持ちにふたをしたり
ないものにするよりは、いいと思った。
 
ないものにしても、あるから
かならず、でてくるのだ。
 
そういうことが、ずっと苦しかったように思う。



今日は1日うとうとしていて
介助の仕事中の待機時間にもうとうとしてしまっていたから
「うとうとしてごめんなさい」と伝える。
 
眠りのはなしから夢のはなしになって
「いい夢をみたら、起きて5分以内に反芻するといい」と
教わる。
 
いい夢みたな、ってどんな夢だったかな、と思い浮かべたときに
すぐに出てきたのはおじいちゃんの夢だった。

「死んだひとが夢にでてきたときって、いつも、
 あれ、なんでいるんだろう。
 死んだんじゃなかったっけ。って、夢の中で思うんです。
 おじいちゃんが夢にでてきたことが何回があるけど
 その時もそうで、
 でも一回だけ、起きるまでおじいちゃんが死んでるってことを忘れてて
 夢の中で生きたおじいちゃんと一緒にいるっていう夢をみて
 それがすごく嬉しかった」

起きてからもしばらく忘れていたんだった。
 




(『くちなしの丘』キセル)





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